白内障手術について
白内障とは?
水晶体が濁って見え方が悪くなる
白内障とは、目の中でカメラのレンズのような働きをする水晶体が濁ってしまうことで、光の通りが悪くなり、見え方に影響する病気です。
一度水晶体が濁ると元に戻ることはなく、少しずつ進行していき、目のかすみやまぶしさ、ものが二重・三重に見えるなどの症状を感じるようになります。
白内障の症状
- かすんで見える
- もやがかかったように見える
- 屋外の光をまぶしく感じる
- 対向車のライトがまぶしい
- 以前よりも近くが見えやすくなる
- 老眼が治ったように感じる
- ものが二重・三重に見える
など
このような症状をお感じでしたら、お気軽に大阪府大東市の小林眼科医院へご相談ください。
当院では白内障の日帰り手術が受けられます。
きちんと治すには手術が必要
白内障の治療方法には点眼薬がありますが、いずれも病気の進行を遅らせられるものの、根本的な治療とはなりません。
白内障をきちんと治したいということでしたら、手術が必要です。
当院では白内障の日帰り手術が受けられ、眼科手術用顕微鏡システムなどの高性能な手術機器を導入してレベルの高い手術を実施しておりますので、見え方でお困りでしたらお気軽に小林眼科医院へご連絡ください。
手術を受けるタイミングは?
患者様が「見えにくい」と感じた時
白内障は“手遅れ”ということがない病気で、どのタイミングで手術を受けるかは患者様次第と言えます。
「視力が低下して、仕事に支障がある」
「見え方が悪くて生活しづらい」
「運転免許証の更新ができない」
このように患者様ご自身が見えにくい・不便とお感じになられた時が、手術をご検討いただくタイミングと言えます。
手術ですっきり治して快適な毎日を
手術を受けるかどうかを決めるのは、あくまで患者様ご自身です。
ただ、見え方が悪いまま我慢して生活を送られるのであれば、手術ですっきり治して快適な毎日を送っていただきたい、当院はそう考えています。
“受診=手術”というわけではありませんので、見え方でお困りでしたら一度お気軽に当院へご相談ください。
患者様の見え方やライフスタイルなどをおうかがいして、今後、どうしていくべきか一緒になって考えさせていただきます。
白内障日帰り手術の方法は?
濁った水晶体を吸引して眼内レンズを挿入
白内障の手術は日帰りで受けられ、15分程度です。ご来院からご帰宅まで滞在時間は1時間半から2時間となります。
手術の方法ですが、点眼麻酔を実施して、角膜を3~4mm切開し、濁った水晶体を吸引した後、そこに“眼内レンズ”と呼ばれる人工の水晶体を挿入して見え方を改善します。
多焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズ
挿入する眼内レンズですが、1点にピントを合わせる“単焦点眼内レンズ”や複数の点にピントを合わせる“多焦点眼内レンズ(2焦点レンズ・3焦点レンズ)”があり、それぞれで手術後の見え方が違いますので、患者様とよく相談したうえで決定します。
白内障日帰り手術の流れは?
STEP01
ご来院
白内障の日帰り手術は毎週木曜・土曜に行っております。
お伝えした手術時間の30分前に当院へご来院ください。
※ご来院前に、お渡しした目薬を点眼するなど、お伝えした準備をお願いします
STEP02
手術の準備
問題がなければお着替えや消毒など、手術の準備を行います。
STEP03
麻酔
点眼・局所注射で麻酔を実施します。
STEP04
手術
麻酔の効きを確認した後、白内障の手術を実施します。
手術時間は10~15分です。
STEP05
休憩・ご帰宅
手術後、20~30分くらい院内でお休みいただきます。
ご来院からご帰宅までの時間の目安は1時間半から2時間です。
日帰り手術後の通院は?
STEP01
手術翌日に診察
手術翌日に経過を確認するために診察を行います。
“土曜に手術・日曜に診察”だから付き添いが楽
当院は土曜にも白内障の日帰り手術を行っていて、白内障手術はご高齢の方が受けられるケースが多いため、ご家族が付き添われることがありますが、土曜に手術・日曜に診察が受けられますので、ご家族の方がお休みの日に手術・診察に付き添っていただけます。
なお土日を過ぎたら基本的に安全で、月曜からは患者様お一人でもお越しいただけます。
STEP02
1週間のうち5日程度診察
手術後1週間程度は感染症に注意しなければいけませんので、手術翌日の診察も含めて、1週間のうち5日程度診察を行います。
STEP03
その後は1週間おきに診察
手術後1週間の診察が終わった後は、1週間おきの診察となります。
患者様によって受診のペースは変わってきますので、お伝えしたペースで必ずご来院いただくようお願いいたします。
白内障手術の費用は?
白内障手術(片目) | 70歳未満 | 3割負担 | 52,000円程度 |
70歳以上 | 1割負担 | 17,000円程度 | |
2割負担 | 上限18,000円 | ||
3割負担 | 52,000円程度 |
※白内障手術は保険適用となります
※費用は目安で、手術内容により異なる場合があります。
※自己負担1~2割の方は高額療養費制度により窓口負担は月8,000円から18,000円が上限となります
日帰り手術後の注意点は?
手術後、必ず診察を受けましょう
手術の翌日、手術後1週間のうち5日程度の受診など、術後の経過を診るために診察を行いますので、必ずお伝えした通りご来院いただきますようお願いいたします。
翌日まで眼帯・その後は保護眼鏡を装着
手術後は眼帯を付けてお帰りいただき、翌日の診察までそのままでお願いします。
診察を行い問題がなければ、その後は保護眼鏡を装着していただきます(※ご自宅では保護眼鏡を外していただいてかまいません)。
感染症予防のために点眼をお願いします
手術後の感染症予防のために、点眼薬を3種類お渡ししますので、それを1日5回、1週間程度点眼するようお願いいたします。
目に水が入らないように入浴・屋外での作業は控える
手術後の入浴は目に水が入らないように、首から下だけにするようにしてください。
また洗髪の時も目に水が入らないように、仰向けの体勢でご家族などにやってもらうことをおすすめします。
また埃っぽい場所は避け、屋外で作業をするようなお仕事はお控えください。
その他、特に日常生活の制限はありません
白内障日帰り手術後、保護眼鏡の装着や入浴・洗髪の仕方、埃っぽい屋外での作業など以外は、大きく日常生活が制限されることはありません。
よく患者様から「テレビを観ても大丈夫ですか?」と聞かれるのですが、問題ありませんのでご安心ください。